核心部を過ぎてもしばらくは未だ楽しい滝が続く。
斜度が緩いので、シャワーを浴びてどんどん流芯を登る。勿論淵も躊躇無く泳ぐ。これが夏の楽しみだ。
核心部から30分程で、沢は大きく2つに分かれる。ここが赤坂谷出合の二股だった。
ここから先は沢の感じは一変する。明るく開けた沢に、ナメや小滝が続くようになる。水量は相変わらず豊かだが、全体的な登りの傾斜も緩くなって
、のどかな沢歩きになる。
小滝を楽しんでいると、そのうちに沢は本当に緩やかになって、単なる河原歩きになってしまった。
そんな状態でしばらくすすむと、目の前に踏み分け道が現れた。営林署の標識もあって、その裏には、「カシラコ谷⇔釈迦ヶ岳 」と、マジックで書いてあった。
我々もここで、遡行完了として、道に上がった。所々赤テープなどが付いているし、踏み跡もある。この道はやがて本流から左に分かれた支流に沿って行くようになる。踏み跡は時々分からなくなったり、消えたりするが、テープの印は流れに沿って登っていく。1時間程進んで、歩くのが嫌になった頃、釈迦ヶ岳付近の稜線に特徴的な林に導かれた。
縦走路に出て安心したが、実はこれからが長かった。釈迦の山頂までは15分位のところに出たのだが、鈴鹿としては大きな釈迦ヶ岳を越えていくのだ。
遡行完了後、結局2時間15分程も歩かされて、やっと朝明に戻ることが出来た。