秋の立山はリスキーだ。そもそも雪が降らない時もあれば、突然の大雪で逆に辿り着けなかったりする。
また天候が悪くて、室堂のバスターミナルから出られない時もあるのだ。
昨年は好天に恵まれたが、雪は腐ってしまっていた。それ以前に多くのスキーヤーやボーダーに荒らされた後だった。
何年か前には直前に降って楽しいパウダーの時もあったけど。。。
さて、今年だ。
いつもは翌週に行くことが多い。でも今年は3連休で、小屋仕舞い。一寸出遅れて小屋の予約が取れなかった。
仕方なく一週間前倒しのツアーだった。
だが、天は味方した。気温が低かったこともあって、量は少なめながら素敵なパウダーを楽しむことが出来た。

鈴鹿・沢周回

11月17日(土) 快晴

前夜に名古屋を発って、扇沢の駐車場でテント泊。いつものパターン。
でも夜は冷えた。シュラフの口の周りが冷たくて途中で目が覚めた程だった。朝起きたら、テントがバリバリに凍り付いていた。
空は青空、始発のトロリーは遅い。ノンビリ食事をして、念入りに準備していざ出発。
室堂に着いたのは10:00頃だった。
宴会の食料などを室堂山荘に預けて、みくりが池に向かった。天気は良いが気温は低い。雪は踏んでも固まらずに崩れる。言われるところの「アスピリンスノー」状態だった。
池から称名川へ短いダウンヒルで小手調べ。思わず声が出る程気持ちが良い。そのまま雷鳥平目差して滑った。
その後、地獄から大日岳の尾根に取り付こうとしたが、ちょっと甘かった。沢を渡れる場所はやはり雷鳥平しかなかった。
室堂乗越付近へ登り、そのまま雷鳥坂を目差した。午前小屋ももう手が届くほど近い。
稜線は雪が舞い上がっていて風が強そうだった。タイムアウトの時間も迫ってきたので、適当に切り上げてシールを剥がした。

雷鳥沢は少ないとは言え、シュプールが何本か付いてしまった。
折角なので、ノートラックを滑りたい。隣の誰も滑っていない沢を選んで、下った。
今日は我々4人だけの沢だ。トラックも他にはない。
止まっては自分のトレースを確認して、また滑る。苦労して登ったのに、下りが早いのはいつもと同じ。
雷鳥平からはザックにスキーを付けてツボ足で室堂山荘へ帰った。
天気は下り坂。夕方には雪も舞い始めた。明日はダメっぽい。

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11月 18日(日) 雪

予想通り、雪だった。
朝目を覚まして外を見たけど、真っ白で何も見えない。風の音しか聞こえない。
やはり2日はくれなかった。
朝ご飯を食べて、外へ出た。強風と猛吹雪で目も開けていられない程。
ポールの列を頼りにバスターミナルへ向かった。風は西風で、前から吹き付ける。ゴーグルがなかったら何も見えないだろう。
室堂からアルペンルートをいつものように下り、扇沢まで帰った。
扇沢の駐車場も積雪10cm程。いよいよ冬だ。
里へ下りたら、燃えるような紅葉が待っていた。
時間に余裕があったので、国道19号線をのんびり帰ったが、ず〜っと紅葉の中だった。全身に赤や黄色が滲みたような気になる楽しいドライブだった。

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写真:伊藤健・四方すすむ
記録:四方すすむ