4月9日(Sun)【快晴】
岐阜の山々はなじみ深いけど、そのすぐ隣なのに福井県の山になると随分知らない山が多い。
いや、白山と両白山地のいくつかの山以外は全然知らないと言って良い位だ。
今回は、そんな奥越の山を楽しむことができた。天気も良くて、素敵な一日だった。
前夜にステラアルピーナに寄って共同装備を持ち出し、深夜小原林道のゲートに着いた。東海北陸道を白鳥で降りて、158号線で九頭竜を抜け、大野市で157号線に乗り換えた。勝山の少し先で小原の集落へ曲がったのだ。林道ゲートはこの集落を抜けるとすぐにあった。
前夜はここにテントを張って、ミニ宴会。楽しい夜は更けていった。
翌朝はちょっと寝過ごした。
「どうせピストンなので、山頂まで届かなくても…」
との油断もあったかも。
ともかく朝食を作って、出発の準備。
結局、歩き始めたのは7時半を回っていた。しばらくは除雪の済んだコンクリートの林道をスキーを担いで歩いた。半分位歩いたのだろうか、いきなり後から車の音が。。。ゲートで通行止めになっていたはずなのに。
ダムへ仕事に行くトラックだった。気の良い運転手は、
「そこまで乗ってくか?」
勿論我々に否はない。除雪の終点まで、ありがたく乗せて貰った。
当初はダムを渡って、大長山の西南尾根に取り付く予定だった。しかし、ダムから尾根を眺めて気が変わった。かなりの痩せ尾根で雪崩の危険も多そうだった。
急遽小原峠に目的地を変更。滝波川沿いの林道をシールを貼って登った。林道は滝波川を渡り返しながらゆっくり登る。山の斜面をヘアピンカーブで登る訳ではないので、ショートカットもあまりできなかった。
途中で 細かい沢が分かれる。林道は、それを渡り、尾根を巻いて合流したりするので、沢沿いに直登することもできない訳ではなかったが、ともかく堰堤が多い。堰堤にぶつかって進めなくなる心配があったので、ほぼ林道通しに登ることになった。最後に急な尾根を巻いて林道は終わった。この終点から峠までは広い雪原を行き、その後疎林の登り。
疎林の向こうに小原峠はありそうだった。見えているのになかなか峠には着かない。次第に傾斜が増してきた頃、やっと峠に着いた。
この登り、赤テープや道標などは全くなかった。あるのは深い山々と木々とそして静寂だけ。
聞こえるのは、シールが雪を擦る音と、ストックで雪を突く音。そして木々から雪の落ちる音だけだ。足跡もなく、複雑に枝分かれした浅い沢が沢山。静かで本当に良い山だった。
やっと着いた峠からは今まで見えない山々が見えた。感動の一瞬だ。真っ正面に白山が大きい。別山、三の峰も真っ白だった。
赤兎山までの登りはクトーが役に立った。春の雪でシールやクトーは気を許すと雪がダンゴになる。早めにスキーを振って雪を落としつつ登った。峠を離れると、疎林は間もなく無くなって風の吹き渡る尾根になった。春からいきなり冬の世界への変化だった。
山頂は360°の展望を楽しむことができたが、風が強く寒かった(凍死(?)したカモシカが冷凍状態になっていた。)。
山頂からの下山は、前夜の雪と風でアイスバーン+パウダー。薄いパウダーに喜んで突っ込むと、アイスバーンが現れて足をすくわれる。スピードを控えめに気をつけて降りた。とは言え、スキーだ。あっという間に峠に着いてしまった。疎林を抜ける頃から次第に雪が重くなった。春で天気が良いし、何と言っても標高はそれ程高くない。粘る雪に急ブレーキを掛けられ、前に投げ出されない様、後ろ足をしっかり押さえる。
林道はこの粘る雪と緩い傾斜のため殆ど下を向いて歩き通した。
当初の目的の大長山は小原峠からも遠く、行き着けなかったが奥越方面の良い山を知ることができて満足のツアーだった。
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| これが大長山の西南尾根。右奥が山頂部。 |
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| 林道を進む。スノーハイキングだ。 |
林道から大長山の山頂も遙かに望めた。 |
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緩い傾斜の林道が延々と続く。 |
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林道が終わってしばらくは、広い雪原を行く。 |
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あの疎林の向こうに峠があるはず。未だ遠い。 |
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やっと着いた。小原峠だ。白山山系が目の前だ。 |
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最後の一登り。 |
やっと山頂に着いた。 |
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白山から別山方面。 |
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そして大長山の山頂。近く見えるけど、まだまだ遠い。 |
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楽しいダウンヒルはあっという間に終わってしまった。 |
●コースタイム
| ■コース・タイム |
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4月9日(快晴) |
| 時刻 |
場所 |
7:35 |
林道ゲート出発 |
8:30 |
除雪終点。小原ダム付近 |
12:45 |
小原峠 |
13:05-20 |
赤兎山々頂 |
14:50 |
林道除雪終点 |
15:35 |
林道ゲート帰着 |
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写真 四方すすむ / 記録 四方すすむ |
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