中アの静かな沢登り・伊奈川本谷

木曽駒ヶ岳西面の沢(#2006004)
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最後の滝を登って西千畳敷に出る
 2005年8月13日(土)〜15日(月)

CL:四方
 池田、鈴木美

概要
8月13日
8月14日
8月15日
コースタイム

 久しぶりで伊奈川本谷へ行った。
 特に難しい悪場もなく、容易に登れる沢なのに滅多に人に会わないのがこの沢だ。
 木曽駒ヶ岳自体、ロープウェイ以外で登る人があまりいない様になってきているので、そのせいかも知れないが。

 ともあれ、夏休みの3日間。天気もまあまあ、静かに山の空気に浸ることが出来たことは幸せだった。

 写真:四方
 記録:四方

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8月13日(Sat)【晴】

  朝一番早く着く中央線の各駅停車で大桑へ。名古屋は6:30頃だったが、大桑駅に着いたのは8:30。中央線にしては珍しく効率が良い。
 駅に着いたけど、頼んでおいたタクシーがいない。営業所へ電話してみると、
「行ってるはず。」と。
 待ってるとやがて到着。大桑駅に我々がいなかったので、隣の須原まで確かめに行ってたらしい。タクシーは「固定料金」とか、メーターも倒さず、ゲートまで\5,250だった。
 伊奈川ダムの上にある駐車場でタクシーを降り、出発の準備。今回は荷物が重い。
  林道をしばらく歩いた(2ピッチ程か)。 金山沢の出合、中八丁出合と順調に進んだ。やがてダムの取水堰堤が出てきた。以前は確かこの堰堤の少し前で入渓したはず。堰堤は金網でしっかり囲われていて入ることが出来ない。堰堤手前の水路を伝って入渓した。
 でも、行く手はその堰堤に阻まれた。堰堤を越えて行けそうに見えたが結構斜度があって登れなかった。やむなく、ハシゴを伝って堰堤上へ。そして、また堰堤上流のハシゴで沢へ戻った。
 堰堤の先はいきなりゴルジュになっていたが、脇の岩を攀じて突破。この先最後まで滝らしい滝はない。岩の体積が滝を作っているのみで、殆ど河原歩きの世界だ。ただ、中アだけあって水量は多く、泳ぐ所も無数だ。
 結局この日は熊沢岳から落ちてくる沢の出合付近まで進んで、右岸の苔むした河岸段丘にツェルトを張った。


金沢出合付近。まだ林道は続く。
こんな感じで沢は延々と続く
中アの主稜線は遙かに遠い。
山では食べることが一番。あ、それから酒も…

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8月14日(Sun)【晴】

 翌日も朝から晴れた。
 朝はやはり沢の水が冷たくて、沢に入るのに躊躇したが、今年買ったF社のウェアは濡れても暖かく、動きやすいので今までとは随分環境が違って快適だった。

画に描いた様な夏の沢だ。
 この辺りから沢は東に向きを変える。朝の内は太陽に向かって眩しい沢を進む。
源流部が近づいた。沢は随分細くなったがまだまだ水量豊富
三の沢の山頂も見えそう。
行く手に主稜線らしきものも見えてきた。
出た。これが最後の滝、いや唯一の滝。この上が西千畳敷だ。
滝は3段になっているが、岩もしっかりしていて快適に登れる
滝を楽しく登るとここが別天地。西千畳敷。右の写真中央付近が極楽平。
最後はお決まりの這い松の藪漕ぎ。写真で見ると綺麗だけど、登るのは辛い。でも、これで長かった伊奈川本谷もお終い。

 計画では頂上小屋の指定地にツェルトを張ることになっていた。しかし、宝剣を越える頃には霧が出てきたし、テン場にはテントが一杯であまりにも賑やかだった。
 そこで、玉の窪まで下り、小屋に泊まることにした。 静かな小屋で、客も我々の他には親子連れ(?)の二人だけだった。

8月15日(Mon)【霧後晴のち曇】

 小屋に泊まって正解だった。夜は結構雨が降った。朝は濃い霧の中なので、カッパを着て出発した。
 7合目に着く頃には、霧も薄くなり時折薄日も差す様になったので、後はカッパは脱いでひたすら下った。3,000mの高所から一気に下るのは辛かったが、4時間足らずで登山口まで降りた。ただ参ったのは、滑川の渡渉が出来なくなっていて、延々と上の鉄橋まで回らせられたことだった。
 2合目でタクシーを呼んで、上松駅に着いた。電車の時間があったので、駅前の食堂でビールで乾杯!下山後のビールってどうしてこんなに旨いのだろう。

写真:四方

 

●コースタイム

1日目(8/13)の記録
 2日目(8/14)の記録
※)チャートで、水平になっている所は(多分)休憩地点。[約1時間に1回あり。]

 

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