傾斜が急になり始めるとやがて清水が湧いている場所に出た。
写真ではあまりよく分からないけど、冷たくて清冽な水がこんこんと湧いていた。ここから小屋までは約1時間の登り。今夜の食事のためにここで水を汲んで持ち上げることにした。
急になった登山道を喘ぎながら登った。
ブナ林が栂や這松混じりの高山特有の針葉樹林に変わると間もなく、あたりは湿地帯になった。もう千町ヶ原の外れだ。直ぐにログハウスのしっかりした奥千町避難小屋が見えてきた。あいにくのガスで、乗鞍山頂は見えない。
まだ早秋だが、山頂付近は部分的に紅葉も始まっていた。
小屋に荷物を下ろして、池糖を散策。そのうちに一瞬ガスが晴れて山頂が顔を出した。しかし、時刻はもう日没。乗鞍の山頂はそのまま暗闇の中に沈んで行ってしまった。 |