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いよいよ、沢に入る。前日キャンプ場の近くで沢に足を浸してみたのだが、これが冷たかった。1分も浸けているとしびれてしまう程。そんな沢の中を今日は行くのだ。
さて、どうなることか。
朝は涼しかった。気温は5℃だそうだ。
読売新道を少し行った所から沢に下りた。ゴルジュで水量も多い。最初は巻き気味に左岸を行った。
しかし、どうしても渡渉をしなくてはならない所が現れた。まだ太陽は見えない。
覚悟を決めて、朝の冷たい水に入った。冷たさで頭の心まで痺れそうな渡渉だ。
昨日は太陽に照らされて、あんなに沢に入ることを渇望していたのに、今日はできることなら沢には入りたくなかった。でも腰が引けると余計足下が不安定になって、水没することになる。2〜3回渡渉を繰り返すウチにMは唇まで紫色になって震えだしてしまった。
太陽までもう少し。とりあえず、シャツをフリースに替えて進んだ。
やがて日向に出た。太陽の有難味を心から感じる一瞬だった。
坦々とした河原歩きではあるが、深い淵を避けると結構時間が掛かる。予定では2,100mから2,200mの森林限界付近まで登るつもりだったが、タイムアウト。
2,000m付近の河岸段丘上にキャンプサイトを求めた。明日はまだ700m登らないと東沢乗越まで辿り着けない。天気が心配だったが、ペースが上がらなくては仕方がない。
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