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真砂沢のコルで大休止。差し入れの鱒寿司を食べた。行動食を更に追加してエネルギーの充填も怠りない。
室堂にはスキーヤーや登山者が沢山いたし、雷鳥平までは一緒だったが、大走りを登ったのは我々だけだった。雷鳥坂を見ると蟻の行列のように沢山の人達が登っているのが見えた。
これからが本山行のハイライトだ。
我々も滑走の準備をして、真砂沢に飛び込んだ。雪は柔らかいザラメで滑りやすい。
何て広いのだろう。この大カールを独り占めだ。思わず笑みが出てしまう。
大パラ、中パラ、こんなに広いのだから小回りはもったいない。止まろうとして思わぬスピードが出ているのに気が付いたりした。
カールの底に近づくとだんだん雨裂の筋が鬱陶しくなる。足を取られないようにスピードを加減して右岸伝いに滑った。(谷芯はどうしても雨裂が大きいのだ。)
カールの途中で登ってきた一人の登山者に会った。下の方の状況を聞くと、出合手前の滝が出てきているそうだ。
「気を付けて右岸を巻いて行きなさい。」と、教えてくれた。
カール底を過ぎると、やがてゴルジュ帯にさしかかる。両岸は切り立った岩壁になるが、谷底は十分に広く滑るには問題ない。前方に剣岳の尾根が見えてきた頃、滝があった。谷芯から10m程顔を出していた。上からは雪が盛り上がっているようにした見えなかったけど。ともあれ、
問題の滝もそれ程大きくなく、難なくクリア。 もう、剣沢の出合までもう少しだ。
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やはりスキーは速い。景色を楽しみながら、短めに切って滑った(いや足が保たなかったのだが…)が、40分程で出合に着いてしまった。
後は剣沢小屋まで、延々と登るのだ。
初めのうちは長治郎の雪渓を覗いたり、剣岳の岩壁に見とれたりしてそれなりに楽しかったが、平蔵谷の出合を過ぎる頃には飽きてしまった。それでも登らないと小屋に着かない。最後は苦行のようにひたすら登るのだった。
途中で長治郎谷を滑り降りてきた若者達と一緒になった。平蔵谷はデブリがかなり煩そうだが、長治郎は綺麗に雪渓が続いていた。
いつかここを滑ろう。しかし、登りが相当長そうだ(3時間位か?)。そして、滑った後にまたこの剣沢小屋への登りが待っている。…いやいや、リフトもないから滑る分は自分の足で稼がなくてはならないのが、ツアーだ。頑張って登ろう。
ようやく剣沢小屋に着いたのは、16:00頃だった。出合から3時間余り。いつ登ってもここは辛い。楽しい滑降の後だから仕方がないが。。。
小屋の前は騒然としていた。テレマーカーの女性が両腕を骨折したらしい。以前お世話になった(!)富山県警のヘリコプター
「つるぎ」がトンボのように飛来して、怪我人をアッという間に 運び去った。
夜はやはり宴会になってしまった。でも、皆疲れていたのか、21:00頃には就寝。朝まで記憶はない。
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